【E-7ビザ】大変だった韓国就労ビザの取得(海外営業員)

韓国就職



こんにちはKanaです。

12月頃より就業ビザの準備をしていたんですが、本当に大変でした。。。が、3月に無事取得することができたので、今日は就業ビザについて書いていきたいと思います。


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E-7ビザ 就業ビザとは


E-7ビザは韓国で働くためのビザです。
まず韓国で就職するためには就職活動をしてE-7ビザの取得に協力してくれる企業に内定をもらわないといけません。

ここで勘違いしがちなんですが(私が勘違いしてました、、、)ビザは会社に出してもらうわけでなく、あくまでも出入国管理事務所が審査するので、いくら会社がビザを出したくても条件などを満たさないとE-7ビザの取得が困難だということ。。。

自分自身にも、会社にも様々な条件があるので、チェックが必要です。



E-7ビザの条件とは

本人の条件


まず自分自身の条件として、下記のいずれかを満たす必要があります。

1) 導入職種と関連のある分野の修士以上の学位を所持
2) 導入職種と関連のある分野の学士学位+1年以上該当分野での経歴(経歴は学位、資格取得以降の経歴だけ認定される)
3) 導入職種と関連のある分野で5年以上の勤務経歴



また、追加で優遇条件があります。

・世界500台企業で1年以上の勤務経歴者
・世界優秀大学卒業(予定)学士学位所持者
・国内専門大学卒業(予定)者
・国内大学卒業(予定)学士以上の学位所持者
・KOTRA、中小企業振興公団推薦を上えた先端科学技術分野に優れた人材
・高所得専門職優秀人材
・優秀私設機関研修修了者
など。。。


私は内定をいただいた企業が化粧品ブランドのWEBマーケティング&海外営業だったんですが、経営学部の学士学位保持(マーケティングや国際経済の授業取っていた)+日本の化粧品ブランドでWEBマーケティング2年半の経歴でビザ取得に挑みました。

条件的には問題ないかと思うのですが、E-7ビザは取得が難しいと聞いていたので本当に気が気じゃなかったです。。。

また、海外営業員(海外オンライン商品販売員)は別でTOPIK3級以上が必要です。申請する時に職種コードをしっかり選ばないといけないんですが、職種によって追加で条件がある場合があるので、詳しくは Hi Koreaのビザマニュアルをご確認ください!



会社の条件


会社の条件もたくさんあるのですが、会社自体がビザについて理解していない場合があるので、自身でもしっかり把握しておくのがいいと思います。

1)国税地方税などの滞納実績などがないか。
納税の書類もいくつか提出しなければなりません。

2)外国人雇用者は、国内雇用者の20%以内
これは、20%以内であることが望ましいという感じですが、海外営業や通訳・翻訳、機械工学技術者などは必須のようです。例)韓国人が20名の会社は4名まで外国人を雇用可能
私は海外営業で出しているので、必須でした。
韓国人ではなく、外国人を雇用しなければならない理由を「雇用事由書」などで、しっかり証明する必要があります。

3)E-7-1(専門人材)の場合、国民GNIの80%以上の給料であること
外国人を安い賃金で不当に雇用することを防ぐため、この条件があります。このおかげで日本で働くよりもしっかりお給料をもらえる可能性もあります。。。
中小企業やベンチャー企業、また、韓国内で職歴がない・3年未満の方は70%が適用されます。
<2021年度基準> 
80%:年32,385,600₩(月2,698,800₩)
70%:年28,337,400₩(月2,361,450₩)



ビザの変更?会社招待?手続きの違い


E-7ビザには2種類手続き方法があります。

①D-1〜D-10、H-1、E-1〜E-6など、長期滞留ビザで韓国国内に滞在中の場合
>出入国管理事務所でビザの変更手続きをする

②韓国国内にいない場合、またはノービザなどで滞在の場合
>会社招待手続きをする

私はノービザにて滞在中に就活をし、②の方法で行ったので、①の場合をよく知らないことをご了承ください。。。(本当はD-4ビザで滞在中に行っていればスムーズだったんですが、、、)

会社招待手続きの流れ


STEP1 書類集め


書類集めが思ったよりも時間がかかりました。。。
会社の書類は会社がもちろん準備してくれますが、自分の書類は基本的にアポスティーユ認証をしなければならないので、それが大変でしたし、時間を要しました。

<本人の準備書類>

パスポートのコピー
アポスティーユ(卒業証明書、成績証明書、経歴証明書)
TOPIK証明書
会社の面接時に提出した履歴書
証明写真

※日本語の書類を提出することはありません。履歴書も韓国語か英語で提出。



経歴証明書の準備が一番大変でした。時間も掛かりましたし、正解がわからず、、、。たくさんの方のブログを参考にさせていただきました。本当に情報を上げていただいている方に感謝です。この時、行政書士などに頼みたいと心から思いました。

経歴証明書を準備する流れは、
前職に経歴証明書の発行をお願いする(日本語)

翻訳を依頼する(日本語>韓国語)

アポスティーユを取得する


この流れなんですが、注意点をいくつか説明します。

・経歴証明書は業務内容を細かく記載する。
これは絶対です。前職の経歴がどれだけ活かせるかを証明するものなので、本当に細かく書く必要があります。ここで、どんな業績を出したのか、細かく数字で示すのがいいみたいなんですが、私は一切数字を覚えていないので、とにかく何をしたのか細かく書きました。前職は結構お堅い感じだったので、何度も修正させられましたが。。。
ここには貼れませんが、内容が気になる方はTwitterなどでDMいただければお見せします!!

・翻訳は翻訳証明書が必要なので、自分でするのNG
これは出入国管理事務所に問い合わせして聞きました!翻訳を自分でするのはNO。必ず翻訳証明書を出してくれる法人にお願いしましょう。

・アポスティーユは全てまとめて一冊にする
私は馬鹿なので、卒業証明書と経歴証明書を別にアポスティーユ認証をしたのですが、ただお金が2倍かかるだけなので、注意してください。一冊にまとめると1回分の値段なので!!
 <まとめる書類>
 >卒業証明書(英語)
 >成績証明書(英語)
 >経歴証明書(日本語)
 >経歴証明書を翻訳したもの(韓国語)
 >翻訳証明書(念の為、日本語・韓国語両方)

<会社の書類>

査証申請書
雇用契約書のコピー(契約期間注意)
雇用事由書
国税納税証明書
地方税納税証明書
設立関連書類(事業者登録書など)
売上証明書(財務諸表など)

※私は追加書類を求められたのですが、4大保険の加入名簿?を提出したようです。なので初めから出したらいいと思います!これはマニュアルに書いてないので、なんで?って感じなんですが。。。




STEP2 ビザ発給認定書の申請


必要書類を準備したらいよいよ申請です!!

申請は①出入国管理事務所に行って申請か、②ビザポータルにてオンライン申請のいずれか選べます。

私は②ビザポータルで申請したのですが、ビザポータルは申請する前に登録しないといけないので、会社にお願いして登録からしてもらいました。登録するのも確か必要書類、審査期間等あったと思います。登録については今回省きますね。。。

<審査期間>
私は審査期間がすごいかかったんですよね。

1月19日申請
>1月31日 1回目の追加書類提出
>2月7日 2回目の追加書類提出(申請日が2月7日に変わる)
>2月28日 進捗の問い合わせ
>3月2日 許可

2月8日にチーム長宛に電話があったらしいんですが、出れなかったようで、でもそこから電話もなく月日が経ったので気になって2月28日に進捗を問い合わせてもらえないかお願いしたところ、まさかの放置されてたとのこと、、、どうゆうこと?ですが、そうゆうこともあるらしいwww
で、電話で問題なかったらすぐ出しますね〜とのこと。3月1日が祝日でその翌日のお昼に無事許可に!!!
問い合わせてなかったらもっと放置だったと思うと、怖いですねwww

なんか、出入国管理事務所に直接行く方が確実な気がしました。勝手な予想ですが。


STEP3 日本の各大使館・領事館でビザ申請


会社招待の場合、韓国ではビザを申請できなくて、ビザ発給認定書を出してもらってから、日本の管轄の大使館・領事館でビザの申請をします。

ビザ発給認定書が許可になっていれば、よっぽどのことがないとビザがでないことはないと思います!
なので、少し楽な気持ちでビザ申請できました。

<審査期間>
私は大阪領事館で3月6日(月)に申請して>3月14日(火)にでました!約1週間でした!!


<必要書類>
査証申請書(ビザポータルの許可画面にて印刷可能)
認定番号(上の書類をビザポータルで印刷すれば査証申請書に自動で入力される)
身分証明書のコピー
パスポートとコピー
証明写真


STEP4 E-7ビザを持って入国


あとはビザの紙を持って入国するだけ!!!

お疲れさまでした!www


大変だったこと


大変だったことはたくさんありますが、書類集め、そして何よりビザを待っている期間が本当に精神的に辛かったです。難しいビザと言われているからこそ、留学ビザの時のように絶対に許可が出る保証もないですし、もし出なかったときどうしようとか余計なことをたくさん考えてしまいました。

何より計画を立てることが好きな私にとってはどうなるかわからず、先の計画を立てることができない状況が続いたのが、しんどかったのだと思います。

でも過度に考えても時間の無駄だと思い知りました。。。

また、書類集めも私は行政書士などにお願いしたりしなかったので、何が正解だったのかわからなかったのが不安材料でした。心の余裕を持つために、お金は掛かっても行政書士などに頼むのもいいなと感じましたw(会社が出してくれると最高ですけどね)


新しいスタート!!!


ワーホリビザを取得できなかった時はどうしようかと思いましたが、なんとか韓国で働く目標を叶えることができそうで一安心です。諦めようかとも思いましたが、根気よくいろんな方法を探せば案外なんとかなったりするのだと感じました。(諦めが悪い性格で。。。)

親友と留学時代ルームシェアをしていて、寂しくない時間を過ごしていたのですが、親友も日本に完全帰国し諦めの悪い私だけが残ったので、これから本当に新しい生活やっていけるのか不安も正直あります。でも自分で決めた道なのでやるしかないなという思いと、これから新しいスタートができることにワクワクする気持ちとがごちゃごちゃで、まあ前向きな気持ちで頑張りたいと思います。在韓日本人の皆様仲良くしてください!!!

実際に韓国で仕事してみての感想なども今後あげて行く予定です!ではでは!!



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