留学準備で分かりづらくややこしい部分でもある海外転出届の提出。
今回は私が調べた内容を共有したいと思います。
住民票を抜くとは?
よく耳にする住民票を抜くとはどうゆうことだ?と思っていましたが、住民票を抜く=海外転出届を提出するということでした。
市町村の役所に行って、「海外に移住するので日本の住所を削除してください。」と依頼するようなイメージです。
住民票を抜くとどうなる?
メリット
・住民税が免除される
・国民保険の支払いが免除される
・国民年金の支払い義務が免除され、任意となる。
デメリット
・国民健康保険へ加入できない
・住民票・印鑑証明が発行できない
・クレジットカード、銀行口座を新たに作ることができない
・銀行口座を閉鎖しなくてはいけないことがある
住民票を抜くかの判断は「1年以上か1年未満か。」
海外滞在が1年未満の人は、海外転出届提出の必要なし。1年以上の人は、提出の必要あり。となっています。
上で述べたように、海外転出届を出すと税金や保険料が免除されるなど、メリットが多いですよね?!
1年未満でも住民票を抜きたい!と思う人も多いはず。。。
しかし、1年未満で海外転出届を提出できるかは各市町村で異なるようですので、従うしかないようです。
一度、自分の場合はどうなるのかなど、役所で相談するのもよさそうです。
住民票を抜くメリットとデメリットを詳しく説明!
住民税
住民税の支払いは住民票を抜くことにより免除されます。
住民税は1月1日時点に住んでいた居住地の市区町村に納めることになっており、その年の6月に昨年分(1月~12月)の住民税が決まり、翌年5月までの1年間で払うことになります。
そうです、前年度分を支払っているイメージなんですね。
ということは、1月1日時点で日本に居なければ(住民票を抜いていれば)、その年の支払いは必要なくなります。
ただ、あくまでも5月までは支払いがあるため、例えば12月31日に住民票を抜いて海外に移住したとしても、残っている1月~5月分は留学中に収めることになります。
なので、留学期間中は結局支払わないといけない。。。という場合も多いです。
国民健康保険
住民票を抜く=国民健康保険の資格が喪失することになります。
そのため、日本に一時帰国時の医療費、また、海外での医療費、すべて全額負担になるんです。。
日本の国民健康保険に加入していれば、基本的に海外での医療費もすべて3割負担になります。ただ、海外で受けた治療を日本で行った場合の治療費に換算した3割負担となるため、実際は多く支払う必要もあるようです。
もし、住民票を抜く場合は、留学保険に入ることをお勧めします。語学堂に通う場合ほとんどの大学では、留学保険に加入することが条件となっています。中には、大学側で自動的に加入させてくれるところもあるようなので、要チェックです。
また、韓国では6か月以上滞在の外国人は自動的に韓国の国民健康保険に加入することになります。最初の6か月間だけ留学保険に加入するのがよさそうです!!
国民年金
国民年金については、住民票を抜いてもそれほどデメリットはありません。
義務から任意になるだけなので、払わないことも可能ですし、払うことも可能です。
月16000円ほどの年金、留学生には結構きついですよね。払わなければ、当たり前ですが支払っていない期間分の受給額が減額されます。
しかし、追納ができるので、留学から帰ってきて、金銭的に余裕がでたら、支払っていない期間分を払うことができます。
銀行口座・クレジットカード
新しく銀行口座・クレジットカードが発行できませんので、必要な口座やカードは早めに作っておきましょう。
また、銀行口座は非住居者向けのサービスがあるところと、ないところがあるので、事前に確認が必要です。
ないところでは、そのまま口座を閉じないといけないので、非住居者向けのサービスがある銀行にてあらかじめ口座を作っておくことをおすすめします。
まとめ
私は1年留学予定のため、海外転出届を提出します。
それぞれメリットデメリットを把握し、万全な状態で留学をしたいですよね。
引き続き調べてわかったことがあれば共有したいと思います!