留学準備をするうえで、悩まされる保険。安全に留学したいけど、保険料を少しでも抑えたい…って方も多いのでは?
今回は韓国の保険事情と、留学時の保険についてご紹介します。
日本の国民健康保険はどうなる?
日本の国民健康保険は住民票を抜く(海外転出届を提出する)か、抜かないか、で状況が変わります。
というのも、住民票を抜くと国民健康保険の資格が喪失するので、1年以上日本を離れる場合は留学中日本の国民健康保険に加入することはできないのです。
反対に、住民票をそのままにする場合は必ず国民健康保険に加入する必要があります。
日本の国民健康保険加入時、海外で治療を受けた場合どうなる?
海外で治療を受けた場合、ひとまず全額支払う必要があります。
帰国後、加入している医療保険制度から「海外療養費」として支払った医療費の一部の払い戻しを受けることができます。
3割負担の人は海外での治療も3割負担なのですが、重要なのが「日本国内で治療を受けた場合を基準に計算した額」と「海外で支払った実費額」を比較して、どちらか低い額の3割負担ということです。
そのため、海外で治療費を50万支払っても、日本で受けると40万で治療が受けれるという場合、40万円の7割28万円が返ってくるということになります。
つまり、海外で支払った治療費の3割より多く負担しないといけないケースがあるのです。
韓国では6か月以上滞在すると国民健康保険に強制加入?
6ヶ月以上韓国内に滞在する外国人には健康保険加入が義務付けられています。
外国人登録をした時点で、自動的に健康保険公団に一括加入処理され、別途、申請は不要です。韓国居住期間6ヵ月が経過すると、健康保険証と加入案内が外国人登録をした住所に郵送される仕組みになっています。
また、留学(D-2)、一般研修(D-4) 、F-4(在外同胞留学)の場合、50%の保険料軽減の対象で、月6万ウォン程度のようです。
韓国と日本の医療保険制度の違い
負担額が若干異なる?
基本的には3割負担のようですが、入院の場合は一律2割であることや、医療機関の規模や種類、所在地によって負担割合が異なる場合があります。
グレードの高い上級総合病院の場合は、診察料は全額自己負担となり、日本と同じ3割負担となるのは、薬局や医院だけのようです。
韓国では混合診療が許容されている?
混合診療とは、保険診療と自由診療を併用することです。
日本では、混合診療は原則禁止とされており、もし保険で認められている治療法と保険で認められていない治療法が併用された場合、保険診療も含めて全額自己負担となります。
一方、韓国では混合診療が認められており、保険診療については自己負担金を、保険が適用されない自由診療については全額を負担する仕組みとなっています。
留学保険は別で加入すべき?
語学堂に通う場合、ほとんどの大学が入学には留学保険への加入を条件としています。
韓国滞在が6か月未満の場合、韓国の国民健康保険に加入することができないので、6か月は入っておいた方がいいでしょう。
中には自動的に加入させてくれる大学もあるようですので、チェックしてみてください。
いざという時日本語での対応でないと不安という方は、日本企業の留学保険に入ることをおすすめします。
短期での留学の場合、クレジットカードの海外旅行保険のみの方もいるようです。
エポスカードなど自動付帯で海外旅行傷害保険の補償対象になるクレジットカードがあります。(出国から90日間)補償内容などは、各カード会社のHPをチェックしてみてください。
まとめ
留学中の保険についてまとめると…
お金はかけたくないけど、やはり安心安全に留学したいですよね。。。
難しいし、めんどくさいですが、各保険の補償内容を確認し、自分に合った保険を探して留学を楽しみましょう。